LINEスタンプ その22『わしゃ知らんがん』

わしゃ知らんがん

【標準語】

私は知らないよ 

【解説】

『~がん、~だがん』は『~だよ、~でしょう』という意味の終助詞です。名古屋弁として有名な『~がや、~だがや』とほぼ同じ意味で使われます。これと似たような終助詞に『~て、~だて』があり、『わしゃ知らんて』と言います。ニュアンスとしては『わしゃ知らんがん』の方が強調度合が強く、『私は知らないってば!』くらいの意味合いになります。

『わしゃ知らんがん』の使い方

こんな風に使ってみよう よしのさん世代編1

実例1

標準語

『俺のめがね知らないかい?』

『私は知らないよ。
よくそのあたりに置いてあるでしょう。ちょっとあさってみなさいよ。』

解説

■『よう』……よく
現代語では使われない動詞のウ音便化です。

■『さばくってみりん』……あさってみて
パッと見、おいしそうな印象を受けることばですが、食べ物とは全く関係ありません。『さばくる』は『あさる』を意味することばです。それが促音便化すると『さばくって』となり、『サバ食って』と同じ音になってしまいます。


こんな風に使ってみよう よしのさん世代編2 (若者はほとんど使いません)

実例2

標準語

『ここに置いておいたガラスの瓶、知らない?』

『私は知らないよ。』

『そうか。じゃまにならないように隅に寄せておいたんだけど、誰か捨ててしまったのかなぁ?』

解説

■『ぐろ』……隅、端

■『ほかる』……捨てる
同意語の三河弁に『ふちゃる』があります。『ふちゃる』はよしのさん世代に使われることがほとんどですが、『ほかる』は比較的若い世代にも使われます。


*このシミュレーション画面はLINEスタンプシミュレータで作成されています。

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