LINEスタンプ その23『いいかげんにしらっせ!』

いいかげんにしらっせ!

【標準語】

いいかげんにしなさい! 

【解説】

『~らっせ、~しらっせ』は『~しなさい』という強い命令を意味することばです。『~りん』は、弱めの命令を意味することもありますが、それよりも『~らっせ』の方が何倍も強い命令になります。『いいかげんにしらっせ!』と言われた場合は、相手が相当怒っていることがうかがえます。

『いいかげんにしらっせ!』の使い方

こんな風に使ってみよう よしのさん世代編1

実例1

標準語

『いいかげんにしなさい!』

『何をそんなに怒っているの?こわいなぁ。』

『昨日から玄関のところ散らかしていて、早く片付けなさい!』

解説

■『おそがい』……おそろしい、こわい
古語の『おぞし』と『こわし』が合わさってできたことばです。気性の荒い人に対して使っていたものが変化し、暗闇やおばけなどに対して使う、現代語の『こわい』と同じ意味で使われるようになりました。ただし、若い世代ではほとんど使われなくなりました。

■『~のん、~だのん』……~なぁ、~ねぇ
東三河の代表的方言『のん・ほい・だに』のひとつです。独り言で『今日はいい天気だのん』と言えば、『今日はいい天気だなぁ』という意味になり、相手に『今日はいい天気だのん』と言えば、『今日はいい天気だねぇ』となります。

■『あがりはな』……玄関(の上がったところ)
漢字では『上がり端』と書きます。標準語で『はなから期待していない』と言いますが、その『はな』と同じ意味のことばです。『最初』『すぐ先』という意味があり、『あがりはな』は『玄関』の特に靴を脱いだ第一歩のあたりを言います。

■『らんごく』……乱雑、散らかっている
さらに『-い』をつけて『らんごくい』と形容詞としても使われます。


こんな風に使ってみよう よしのさん世代編2 (若者はほとんど使いません)

実例2

標準語

『いいかげんにしなさい!
障子戸の近くでふざけていてはいけないって、何回言ったら分かるの!』

『ごめんなさ~い…。』

解説

■『きわ』……近く、そば
漢字では『際』と書きます。標準語では『瀬戸際』や『間際』のように『ぎりぎりのところ』という意味で使われることが多いですが、三河弁では『窓際』のように『その付近』という意味で使われます。

■『くるう』……(こどもが)騒ぐ、じゃれる、ふざける
キャッキャとこどもや小動物が騒ぐことを『くるう』と言います。標準語の『狂う』よりもかなり軽い意味で使われます。


*このシミュレーション画面はLINEスタンプシミュレータで作成されています。

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