【標準語】
どうなるの? どうにかなってしまうよ
『ねぇねぇ、ちょっと見てちょうだい。うちの畑でこんなに大きい冬瓜がなったんだけど、こんなのどうしようかしら。』
『どうしようもないねぇ。
これだけ大きいと包丁で切るのもたいへんじゃないかね。』
■『こいだけ』……これだけ
■『どうせぇしら』……どうしようかしら
三河弁では『~する』のうしろに接尾語を付ける場合、未然形『せ』に接続することが多いです。
■『ほうちょん』……包丁
■『えらい』……たいへんだ、疲れる
標準語で『立派だ』を意味する『えらい』と発音はまったく同じですが、三河弁では『たいへんだ』『疲れる』という意味で使われます。また、三河弁で『えらそうだね』は、『態度が大きいね』『生意気だね』という意味ではなく、『たいへんそうだね』『つらそうだね』という意味で使われます。
『明日あさり取りに行くんだけど、あなたも行こうよ。』
『どうかなってしまうよ。
私はそんなに長い間かがんでいるなんて疲れるからいやだよ。あなたたちだけで行っていらっしゃいよ。』
■『~まい』……~しよう、~しない?
標準語の打消推量、打消意志の助動詞『~まい』とは意味が異なります。相手を誘う場合の接尾語として使われます。
■『ちょごむ』……かがむ、おしりを下につけずに座る
しっかりと腰をおろして座るというよりは、ちょんと座る、うっかり腰をおとしてしまうという意味で使われます。
■『あんたち』……あなたたち
『あんた』と『たち』が合わさり、『た』がひとつ省略されたことばです。
*このシミュレーション画面はLINEスタンプシミュレータで作成されています。