LINEスタンプ その27『どうならぁ』

どうならぁ

【標準語】

どうなるの? どうにかなってしまうよ 

【解説】

標準語にはぴったりあてはまることばがみつかりません。直訳すると『どうなりますか』ですが、それとは若干意味が異なります。勢いで決まり文句として言ったり、驚いたときの相槌として言うことも多いです。
使われる場面としては、相手をからかったり批判した場合、『こんなこともできんで、どうならぁ』と使います。また、無理なことを頼まれたり切羽詰った状況に陥ったときに、反語の意味を含めて、『こんなん、どうならぁ』と使います。無理やり標準語に例えるとすれば、『こんなの、どうなるの?、いやどうにもならないよ!』というような意味になります。

『どうならぁ』の使い方

こんな風に使ってみよう よしのさん世代編1

実例1

標準語

『ねぇねぇ、ちょっと見てちょうだい。うちの畑でこんなに大きい冬瓜がなったんだけど、こんなのどうしようかしら。』

『どうしようもないねぇ。
これだけ大きいと包丁で切るのもたいへんじゃないかね。』

解説

■『こいだけ』……これだけ

■『どうせぇしら』……どうしようかしら
三河弁では『~する』のうしろに接尾語を付ける場合、未然形『せ』に接続することが多いです。

■『ほうちょん』……包丁

■『えらい』……たいへんだ、疲れる
標準語で『立派だ』を意味する『えらい』と発音はまったく同じですが、三河弁では『たいへんだ』『疲れる』という意味で使われます。また、三河弁で『えらそうだね』は、『態度が大きいね』『生意気だね』という意味ではなく、『たいへんそうだね』『つらそうだね』という意味で使われます。


こんな風に使ってみよう よしのさん世代編2 (若者はほとんど使いません)

実例2

標準語

『明日あさり取りに行くんだけど、あなたも行こうよ。』

『どうかなってしまうよ。
私はそんなに長い間かがんでいるなんて疲れるからいやだよ。あなたたちだけで行っていらっしゃいよ。』

解説

■『~まい』……~しよう、~しない?
標準語の打消推量、打消意志の助動詞『~まい』とは意味が異なります。相手を誘う場合の接尾語として使われます。

■『ちょごむ』……かがむ、おしりを下につけずに座る
しっかりと腰をおろして座るというよりは、ちょんと座る、うっかり腰をおとしてしまうという意味で使われます。

■『あんたち』……あなたたち
『あんた』と『たち』が合わさり、『た』がひとつ省略されたことばです。


*このシミュレーション画面はLINEスタンプシミュレータで作成されています。

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