試験の持ち込み資料って、どれだけ必要?
持ち込みOKの試験ということは、裏を返せば持ち込まないと合格できないということなわけで、もしも持ち込んでいない資料の中から出題されたらその問題は解けないわけで……。と考えていくと、あれもこれも必要かも?と考えてしまいますね。
私も、この資格の勉強を始めるとき、いったいどれだけの教材が必要なんだろうと頭を悩ませました。そもそも、必要最低限が分からないのに、自分に必要なものをちゃんと選べるのか不安にもなりました。
そんな不安を解消すべく、独学で合格した方のブログをみたり、市内の規模の大きい書店に足を運んだり、オンライン書店を巡ったりしながら、診療報酬請求事務能力認定試験の関連する本を探しました。
いろいろと探してみて分かったことは、独学者に対する選択肢はほとんどないということです。はっきり言ってしまうと、この試験に関する本を出版する出版社はそんなに多くはありません。医療事務自体の知名度はそこそこあっても、診療報酬請求事務能力認定試験は誰もが知っているような有名な資格ではありません。選ぶ余地があるのは問題集くらいで、その他の必要な資料は医学通信社のものでそろえるしかない、というのが私の出した結論です。
しかし!選択肢はなかったけれど、それだけあれば合格するには充分でした。
この試験は、医療事務の資格の中では最難関と言われている試験ですが、決して範囲外から出題されることはありません。だいたい過去問をベースにして、似たようなところから出題される試験です。点数表、マニュアルと、自分に必要な数冊の資料があれば、出題される問題はちゃんとこなしていけます。
参考までに私が実際に持ち込んだ資料を紹介しておきます。
■点数表(医学通信社)
■医事関連法の完全知識
■公費負担医療の実際知識
■診療報酬完全攻略マニュアル
■問題集別冊付録の点数表
その他に、自分が作成したレセプトや、間違えたところをまとめ備忘記録のノートを持ち込みましたが、購入したものはこれだけです。数にして5冊、これだけの資料でちゃんと合格できました。
結論、持ち込み資料は、多ければいいというものでもありません。たくさん持っていっても、限られた時間の中でそんなにいろんな資料に手を出してはいられません。個人差はあると思いますが、3冊から8冊くらいが妥当なところだと思います。それを目安にして資料を購入していってください。
余談ですが、おすすめ教材のページで紹介している本は、実際に私が購入したものと、大型書店へ足を運んで実物を確かめたものについてコメントしています。こちらも参考にして、必要な資料を探してみてください。