やっておけばよかったなと思うこと。
診療情報請求事務能力認定試験の情報は、とにかく少ない。公式サイトも、どことなく古めかしいというか時代を感じるというか、あまり見やすいとは言えないサイトだし、そもそも必要最低限のことくらいしか書いてありません。
もちろん、そういう利益重視でないところが、好きなところでもあります。派手な営業活動をしたり、資格関連の書籍をたくさん出したり、そういうところがなくても、医療事務の最高峰としての地位を確立されているところはとても魅力的です。
それにしても、独学でこの資格を取得しようと思うと、情報が少なすぎます。なんとなく、医療系の資格は専門学校や通信講座を受講して取るというイメージがあるので、この資格も独学では取得できないと思っている方も、結構いるような気がします。
独学での資格取得が趣味な私としては、独学でできるものは、可能な限り独学で勉強したい。そんなわけで、なんとか情報を集めて勉強をし、無事に合格したのですが、あとになって思うこともいくつかあります。
手さぐりの状態だから、実際にやってみることでしか要不要の判断ができません。自分がみつけた情報の中にしか、選択肢がありません。タイムリミットは本試験の日までと決まっています。
本試験が無事に終わり、時間に少しゆとりができたので、このサイトを立ち上げようと試験後もさらに情報収集を続けましたが、ゆとりのある状態だからこそ見つけられたことや、判断できたこともいくつかありました。
たいていのことは、あの本は買ったけど、そんなに必要なかったなとか、あの本はもっと早く買っておけばよかったなとか、たいしたことではないことばかりですが、ひとつだけ、やっておけばよかったなと心残りなことがあります。
それは模試の受験です。合格した今となっては、受けたところで時間とお金と体力の無駄のような気がするので、受けたいなんて思いませんが、本試験の前に、模試を開催している講座があると知っていたなら、きっと受けていただろうなと思います。
独学の場合、周りの影響を受けることがほとんどありません。誰かに邪魔をされることもない反面、頑張っている人に感化されることもありません。自分が周りと比べてどの位置にいるのかもわかりません。学科試験は、明確な点数が結果となるので、合格ラインまであとどれくらいなのかが分かりやすいのでまだいいのですが、実技試験は、採点基準がまったく分からないので、自分のレベルが合格レベルなのかそうでないのかが、自分ではあまり分かりません。
そんな状況の中で、模試を受けることができれば、自分が今どの位置にいるのかとか、合格レベルまであとどれくらいなのかとか、そういう不安がある程度は解消されただろうなと思います。
念のため言っておくと、私は特定の団体のまわしものではありません。おいしいことばかりを並べて、模試を斡旋しているわけでもありません。模試を受けるとなるとその受験料がかかるわけだし、模試でいい判定が出たからといって、本試験で必ず合格できるという保証がされるわけでもないし、それでも価値のあるものなのかと聞かれれば、それは人それぞれとしか言えません。
独学を続けてきて、なんとなく漠然と不安な方や、時間にゆとりがあって、腕試しをしたい方には、それなりに価値のあるものかもしれません。ちょっ受けてみようかなと思った方は、いくつかの講座が模試を開催していますのでこちらを参考にしてみてください。