学科試験と実技試験、こんな時間配分で解いてみた
『独学』にどういうイメージをもっていますか?独りで黙々と机に向かう姿とか、特別な能力を持った人だけができる勉強法とか、なんとなく一般的でないような印象をもたれがちではありますが、実際には結構やっている人の多い勉強法だったりします。私も、自分が独学で勉強を始めるまではなんとなくそんな印象をもっていました。でも今は、私にとっては、とても向いている勉強法だと思っています。
念のため言っておきますが、私は決して頭のいい部類には入りません。暗記はちょっと得意で、国語や英語は好きでしたが、数学は本当に苦手でした。成績も、ずば抜けていいわけではありませんでした。しかし、こんなごく一般的なレベルの頭で、独学は可能です。
そもそも独学って、字面は固いけれど単に自分で教材を買って自分でそれを読み進めて問題を解く、それだけのことです。特別、難解なことは特にありません。
社会人になってからは、独学で中堅レベルの資格を取るのが趣味になりましたが、私にとって、独学はとてもメリットの多い勉強法でした。それが、地味〜に淡々と続けられた要因のひとつかもしれません。
では、独学にはどんなメリットがあるか思いつく限り挙げてみます。
■自分の好きなときに好きなペース、好きな場所で勉強ができる。
■教材費が抑えられる。
■通学費用、通学時間がない。
■他の人に足を引っ張られたり邪魔されたりしない。
■体調不良や他の用事があっても、予定を自由に組み替えられる。
思いつくのはこれくらいですが、人によってはもっといろいろあるかもしれません。これらのうち、私にとっていちばんのメリットは、教材費がかなり抑えられるところです。
一時の資格ブームの効果もあってか、昨今ではいろいろな資格があり、その数だけ資格の専門学校や通信講座があります。もちろん、それを利用して資格の勉強をするのもいい方法だと思います。でも、自分に限って言えば、趣味の範囲なのに、そこにお金をかけるのはちょっと気が引けるといいますか…。
独学で、自分で教材を探して、必要なものだけを購入すれば、費用はそれと受験料くらいしかかかりません。専門学校へ通うことを考えると、何十分の一くらいの費用で済んでしまいます。
もうひとつの魅力的なメリットは、時間に融通が利くことです。何ヶ月も勉強を続けていると、どうしても勉強する気にならない日があります。むりやり机の前に座り、教材を一式そろえ、ペンを手にしても、その体勢のまま何十分も固まってしまう日があります。決して体調が悪いわけではなく、眠くて仕方ないわけでもなく、ただただ気乗りしなくてそんな状態に陥ります。
もし学校に通っていたら、そんな日に休むなんてもってのほかです。でも、独学の場合は、そんな日は思い切って休んでも特に問題はありません。ある程度の時間を決めて外に出たり、寝転んでマンガを読んだりスマホを見たりして、やる気を充電することができます。
このふたつのメリットは、私にとって始めやすくて続けやすい理由です。いろいろな勉強法があるけれど、可能な範囲では独学を選択していきたいなと思います。
これだけメリットの話をしたら、デメリットの話もしないとフェアじゃない気がするので、デメリットについても書いておきます。
独学というのは、基本的にひとりでします。今はネットが普及しているので、SNSで同じ境遇の人を探すこともできますが、それでも普段はひとりです。そんなときに、ちょっと困ったなと思うこともたびたびあります。
では、独学のデメリットも思いつく限りここに挙げてみます。
■質問できる人がいない。
■間違った勉強法をしていても指摘されない。
■誰かと比較して相対的な自分の位置を確認できない。
■サボり癖がついても注意してくれる人がいない
デメリットには、どれもひとりではできないことが挙げられます。特に、いざというときに質問できる人がいないというのは、割と大きなデメリットかもしれません。
独学のメリットとデメリットを比較してみてください。自分にとってはどちらの方が大きいですか?メリットの方が大きいと感じた方は、是非、独学で勉強を始めてみてください。
独学と通学の中間的なものとして、通信講座を利用するのも、デメリットを解消する目的としては有効です。完全独学と比較すると費用はそれなりにかかりますが、なんでも質問することができたり、自分が作成したレセプトを採点してくれたりします。独学のデメリットが大きすぎる!と感じる方で、通信講座ならなんとかやれるかもと思った方はこちらで探してみてください。