




ここでは、履歴書の左側の項目(1ページ目)について説明していきます。主な項目は、氏名、生年月日、連絡先、経歴です。
事実をありのままに書くだけですので、あまり悩んだりすることはないでしょう。基本的なマナーを守って書けば、まず問題ありません。
見本の履歴書を見ながら丁寧に書くことを心がけましょう。見本の履歴書は、このサイトでも紹介していますが、履歴書の書き方をより詳しく紹介しているサイトが多数あります。『履歴書の書き方』などで検索して、いろいろなパターンを知ってから書くといいでしょう。
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なお、このサイトでは手書きでの作成を推奨し、手書きを前提として説明しています。業界によっては、パソコンで作成した履歴書が当たり前というところもあれば、手書きでない履歴書は非常識だというところもあるでしょう。どちらでも構わないというところがほとんどだとは思いますが、誠意を伝えるときに、より伝わりやすいのは手書きだろうという判断のもとで手書きを推奨しています。もしも求人案内に書き方の指定があり、パソコンで作成した履歴書を求められる場合は、そちらの指示に従ってください。
氏名、生年月日、連絡先を記入する
■日付
すでに面接する日が決まっている場合、送付する日が決まっている場合はその日付を書くようにしてください。あらかじめ書いておく場合は空欄のままにし、後日記入をしてください。
■氏名
記入欄は大きめに設定されていることが多いです。欄に対して不釣り合いな文字の大きさにならないように注意しながら書いてください。ふりがなは『ふりがな』であればひらがなで、『フリガナ』であればかたかなで書くようにしてください。
■印鑑
意外と難しいのが印鑑の捺印です。かすれてしまったり欠けてしまったり曲がってしまったり、なかなかきれいには捺せないことが多いです。せっかく完璧に書けた履歴書も、捺印ひとつで台無しになってしまいます。ですので、印鑑は最初に捺すようにしてください。
■住所
県名から書き出してください。普段から何気なく何度も書いているものですが、案外やってしまうミスが省略して書いてしまうことです。マンション、アパート名、部屋番号まで省略せずにきちんと書くようにしてください。『○丁目○番地』を『○-○』とせずに正式な住所を書いてください。
■生年月日
和暦、西暦のどちらで書いても構いませんが、履歴書のすべてにおいて統一するようにしてください。
学歴、職歴を記入する
■学歴
学歴は一般的には中学校から記入しますが、こちらは省略しても構いません。高校以降は、入学と卒業(または中退)の両方を書きます。学校名は略さずに『○○県立○○高等学校 ○○科』と書いてください。『〃』や『同上』は使わないようにしてください。出身校の名称が変わっている場合は、現在の名称を書き、旧名をかっこ書きしてください。(『旧○○県立○○高等学校 ○○科』)
■職歴
職務経験のない方は『なし』と書いてください。アルバイトは職歴には書かないことが基本ですが、医療関係の仕事経験がある場合はプラス要因になるので書いてもいいでしょう。職務経験のある方は、入社と退職の両方を記入してください。会社名は『(株)○○』ではなく『株式会社 ○○』と省略せずに書いてください。退職した場合、自己都合による退職なら『一身上の都合により退職』、会社都合による退職なら『会社の都合により退職』としてください。退職前であれば、末尾の日付を面接の月にし、『現在に至る』としてください。
写真を撮って貼る
■写真のサイズ
たいていの履歴書は縦4センチ×横3センチの写真を指定しています。一般的にはこれがが履歴書用写真のサイズです。
■撮影時の服装
服装は、面接のときと同じものにしてください。普段着での撮影は厳禁です。髪の長い方は、後ろで束ねて顔に髪がかからないようにしてください。
■撮影場所
いちばんいいのは、写真屋さんで撮ってもらうことです。費用は少しかかりますが、写真の仕上がりがよく、見る人に好印象を与える写真になります。履歴書に使用する写真は3ヶ月以内に撮影したものですので、3ヶ月間はデータを再利用することができます。
どうしてもコストを抑えたい、という方はスピード証明写真でもダメではありません。ただ、どうしても写真屋さんで撮った写真と比較すると見劣りするので、書類選考のある場合や、競争率の高い正社員に応募する場合は避けたほうがいいかもしれません。
個人的におすすめなのは、最初は写真屋さんで撮影し、2回目以降はコンビニ等でプリントをする方法です。コンビニのプリンターはかなり精度がよくなっているので、元のデータがよければその分仕上がりもきれいです。
【コンビニでプリントする方法】
@ 証明写真用データ作成ソフトFreeDPEで、コンビニでプリントできるサイズに編集する。
A データをSDカードやメモリスティック等に移動させる。
Bデジカメプリント端末のあるコンビニでプリントする。用紙サイズはLサイズ(通常の写真サイズ)を選択する。
C履歴書用のサイズにカットする。 フォトカッター
コンビニのデジカメプリントは30円で利用できます。写真屋さんでの撮影は1回が1500円くらいですが、2回目以降は30円で4枚の写真ができますので、1回700円のスピード証明写真を2回撮るのとそれほど大差ありません。長期戦になることを考えてこの方法で撮ることをおすすめします。
■写真を貼るときの注意点
写真は、貼る前に油性ペンで氏名、生年月日、学生の場合は学校名を記入してください。万が一剥がれてしまった場合でも誰のものであるかがすぐに分かります。写真を貼るときは、のりか両面テープを使いますが、はみ出て他のものにくっついたり黒ずんだりしないように気を付けてください。