よしのさんの三河弁辞典

  • 恥つかしいがん

    【三河弁】

    辞典なんちってもたいしたこたぁないで恥つかしいだけん、わしがしゃべっとることばをみんながよう分からんちっていわしゃるもんだん、ほんならと思って教せたげるだがん。なんだか、三河のことばは怒っとるみたいに聞こえるだげなけん、ほんなこたぁないだでね。三河のひたぁみんないい人ばっかだがん。

    【標準語】

    辞典なんていってもたいしたことはないから恥ずかしいんだけど、私がしゃべっていることばをみんながよく分からないっておっしゃるから、それならと思って教えてあげるんだよ。なぜだか、三河のことばは怒っているみたいに聞こえるそうだけど、そんなことはないんだからね。三河の人はみんないい人ばっかりだよ。

三河弁一覧表

た行

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■三河地方の近隣で話されていることば、また三河地方の一部で話されていることばも三河弁として紹介しています。あらかじめご了承ください。

三河弁 標準語 備考
だーだー 大量に流れる 水、汗など №40
たーへん たくさん
たあけ たわけ バカ まぬけ
たいげ たいへん 面倒 類:ごたいげさん №40
~だかん? ~なの? 質問するときの終助詞 №31
だだくさもない たくさん もったいないほどたくさん
~だら ~でしょう №1
だらやす 破格値 ものすごく安い
たるい たりい つまらない かったるい
ちぃと ちょっと
ちぃとつ ちょっとずつ 類:はんぶつ
血が死ぬ 青あざができる
ちみきる ちみくる つねる
ちょいちょい ときどき たびたび ところどころ
ちょうける ふざける 類:ちょうけらかす=ふざけて相手を笑わす
ちょごむ ちょんとすわる おしりを下につけずに座ること
ちんじゅ ちんじゅう くせっ毛
ちんちん すごく熱い 触れないくらい熱い状態
つぎ つぎはぎの『つぎ』
つねぎ 普段着 常に着るもの №33
つんどる 混んでいる 詰まっている
てっぺしょ てっぺん
てんぐるま かたぐるま
でんしんぼう 電柱 №40
ど~ とても~
どいで どうして №34
どうかこうか なんとか №34
どうならあ どうなりますか どうなりますか、いやどうもならないよ!という反語的な意味で使われます
どげな どんな どんなふう №15
とがでる 食べごろを過ぎる とうが立つ
とごる 沈殿する
どだい~ まったく~ とても~ 主に否定の意味で使われます
とちんこ かた結び ほどけないようにぎゅっと結ぶ結び方
どべ びり 『べど』、『べと』ともいいます
とろくさい どんくさい にぶい、動作がおそい